神社なのにステンドグラス? 大阪府池田市にある織姫の呉服神社
日本書紀「呉服・穴織伝承」を受け継ぐ呉服神社(くれはじんじゃ)
上の宮の伊居太神社(いけだじんじゃ、NHK連続テレビ小説 てるてる家族 朝ドラ ロケ地)と、下の宮の呉服神社は対をなす。
この日は、呉服神社を訪れました。
「ごふくじんじゃ」と読んでしまったのは私だけではないはず。このブログを読んでくれている方だって、きっと、ごふくって、、、
カップヌードルミュージアム大阪池田、あさが来た加島銀行 池田支店、落語みゅーじあむ、池田のビリケンさん、呉服座の後、立ち寄りました。たっぷり池田を楽しんでます。ブログも池田市に侵略されつつ。五月山など行けず、また今度…
目次
池田駅前
池田駅前のせせらぎモール抜けて川西方面へ阪急電車の高架沿いを歩くと、すぐに発見。
鳥居・参道
大きな石の鳥居があり参道になっています。
大きな鳥居をくぐり神社へ。
石碑・由来書き
石碑が道脇に。右手すぐに神社が見えます。
日本で最初の分譲住宅である池田室町の真ん中にある神社。
立て看板には、えーと、
呉服神社の御縁起
応神天皇の御代に呉の国よりこの地に渡来し、織物、染色の技術を我が国に伝えたとされている呉服(くれはとり)をお祀りしております。
応神天皇の御代に阿知使主(あちのおみ)都加使主(つかのおみ)親子を中国の呉国に遣わし機織裁縫の工女を求められました。長い旅の末、呉の国に趣き呉王に乞うて呉服(くれはとり)綾羽(あやはとり)の姉妹を伴い渡来することとなりました。姉妹はこの地に渡来した後、昼夜怠ることなく布帛(ふはく)を織り続け(暗夜には星が降りてきては白昼のように手元をてらしたと伝承があります)我が国に機織裁縫の技術が伝わり男女季節階級に応じた衣服が広まったと言われております。
呉服(くれはとり)は仁徳天皇の76年9月18日に御隠れになり御身体を姫室に、翌年仁徳天皇がその功績を称え御神祠(当神社)を建てられ御霊をお祀りすることとなりました。
※呉(くれ)、服(はとり)(約まって「くれは」と呼ばれるようになる)
神社HPより。
んーまぁ…古書とは、現代人には厳しく理解しずらい小難しい言い回し。日本語も時代によって意味合いまで変わってしまう。解釈も色々あって摩訶不思議な現象まであって、これ本当?ということも、ありますが簡単に云うと
中国の王朝 呉から大海原を越え川をのぼり、日本国摂津国の池田に辿り着いた、あやはちゃんと、くれはちゃんの姉妹が機械で作る織物、機織りを教えてくれた話(みじかくしすぎかも(´・・`)ごめんなさい)
神門
こちらは、鳥居ではなく神門。神仏習合の名残りでしょうか?
手水舎
手水舎
恵美寿神社
恵美寿神社 通称「えべっさん」と親しまれる神様。十日戎も行われます。
御本殿
とても珍しい御本殿
伊居太神社に祀られている織り姫・穴織(あやは)の姉である呉織(くれは)が祀られる。
鶴
拝殿内部に4面の杉戸絵があり、その松戸絵モチーフのステンドグラス。拝殿の左右にあり、とても綺麗です。
鶴が、左の2面には鷹が描かれています。
板絵著色「岩に波・柏に鷹・芦に鶴の図衝立(旧杉戸)四面」(池田市重要文化財)
右二面には強風に吹かれる芦辺の群鶴、左二面には強風に対峙する岩上の鷹を描く。狩野派の特徴がよくみられる。
鷹 鳳凰(ほうおう)にも見えますのが鷹
モチーフとなった松戸絵の作者は、狩野派画家の絵師・桃田伊信(不詳~1765)
与謝蕪村(1716年-1783年)が、子供の頃、桃田伊信に絵を習うために毛馬から通ったとも。蕪村の高弟・川田田福が営む呉服店もあり、蕪村ゆかりの地でもある池田は俳諧、和歌、漢詩、絵画など学問芸術が盛んで、金融業、酒造業など発達していたそう。
現在の拝殿は、昭和44年(1969)建立
青銅の燈籠
松戸絵の説明書と青銅の燈籠。珍しいですね。
絵馬掛け所
絵馬掛け所
絵馬も多種多様
摂社 六神社
摂社「六神社(山神三神・海神三神)」(祀神:市杵嶋姫命、大物主命、大国主命、素戔嗚命、国常立命、猿田彦命)
稲荷社
伊勢神宮
天満宮
天神様で親しまれる「学問の神様」
一瞬、お土産屋さんかなって思うくらいに趣あるお社です。
菅原道真の遺骸を運ぶ牛車が、とあるところで座り込み、押しても引いても鞭でたたこうとも動じず。この地を墓にとお告げなのだと考えた者たちは、そこに墓地を。また、菅原道真は丑年生まれとのことから、牛が「神の使い」となったそう。
そういった事から、天満宮には、牛の神使が鎮座してます。
ステンドグラスが素敵な神社。
機会があれば是非ご参拝行ってみてください
゚+.゚(´▽`人)゚+.゚
アクセス
呉服神社 くれはじんじゃ
社務所 9時~17時まで
http://kureha-shrine.com/
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